第9話 肩に手をかけようとするふとどき者を成敗2
つづき
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護身術 女性専用 強引に手を肩をかけてきたら Women Self-defense.
素菓子
「手をひっかけるのも、相手の腕をつかみに
いってはいかん。力んでしまい相手を
支えることになるからの。相手の皮膚に
ひっかけるくらいの感覚が良いじゃろう。」
武
「はい。腕をつかみに行くと相手は全然
崩れず、反対の手で殴られました…」
素菓子
「そうじゃ、初撃を失敗すると後が大変なんじゃ。
できるだけ初撃で始末しろ。
つくづく言うが護身術に2発目は無いと思え!
武
「身を以て感じました⤵」
素菓子
「続けるぞよ。相手を崩す際は相手の腕にスルスルと
手を伸ばし、相手の肘関節位を手の平全体で皮膚を
ひっかけるくらいの力で体全体で引くんじゃ。
間違っても指に力を入れたり腕で引っ張る
なんてやっとったら一生できんぞ!
その手を少し外に回しながら上から振り下ろすと
相手はコロリンとなるか体が崩れとるはずじゃ。
体が残っておったら全力で相手の顔面に当身を入れる。
実戦ではもっと相手の重心を支配して投げるんじゃ。
今のお前は投げたら受け身が未熟じゃから怪我する
じゃで、実際にはできんがの。
どれっワシが取ってやるからやってみぃ」
武
「お願いします!」
スッと手を伸ばした素菓子
武
「流れに合わせ腕を捕るっと。」
素菓子
「そうじゃ!その呼吸じゃ!体が崩れたじゃろ
って
えっ!」
バッッチン!!!!
バタッ
武
「大丈夫ですか師父」
素菓子
「チョウチョ~♪チョウチョ~♪菜の葉にとまれ~♪
菜の花畑が見える~きれいだな~きれいだな~
川の向こうにもっときれいなお花畑があるぞ」
武
「師父!師父!こっちに戻ってきて!」
(やばい!!いっちゃったか!?)
素菓子
「ハッ
何さらすんじゃ~!!!
親父にも殴られた事ないのに!」
武
「師父、でもいつも師匠には、やる時は全力でやれと。
中途半端に痛いのはやられ損やから、どうせ
痛いねやったら全力でやってくれ。
といつも言われているのでつい癖で…」
素菓子
「そ、それでいいんよ。本当はね。
でも、普通ワシにする?目上の人ですよ。
ビックリしたよ。はっきり言って。
こんなん初めてやし。見えたもんあっちの世界…」
武
「戻ってこれて良かったですね(笑)」
素菓子
(笑ってるで…これが新しい世代の人間
ニュータイプか…
オホンッ オホンッ 気を取り直して)
「技全体の流れとしてはそれでいいじゃろう。
これからは、さらに力を抜いて相手の体勢を
崩せるようになり、投げれるようになれば
基本的な使い方としては良いじゃろう。
より実践的な使い方として、フック系の攻撃をしてもらい
それを投げれるようになれい!」
武
「はいっやってみせます!」
素菓子
「その意気じゃ!では、また来週までさらばじゃ!」
自転車にまたがる素菓子
キコキコキコキコ
素菓子
(あ~痛かった。まぁまぁかの)
危うくあっちの世界に行きかけた素菓子、
来週はどんな術が待ってるのか!
つづく