素人女性でもできる力を使わない護身術

世界中の女性を暴力から救いたい

第46話 簡単に相手を倒す 上級 武器も使えるよ


女性の為の1日でマスター護身術 上級 武器を応用して悪者を倒す Self defense for women

ボーイ「普通に倒すのもだいぶ出来てきたからバリエーション広げようか!?」

武「例えばどんなんですか?」

ボーイ「今回は武器を使おうか」

武「以前にも武器はやりましたよね?」

ボーイ「やったよ。でも違う使い方な」

武「使いようってことですね」

ボーイ「まぁ日常で使うもんやったら何でもいいねけど、今回は”タオル”傘”ジャンパー”ワインのコルク”を使う」

武「幅広いですね(汗)」

ボーイ「今回は大まかに2通りの使い方する」

武「打撃としての使い方はわかるんですが、そうなるとコルクをどう使うのか…」

素菓子「コルクの使い方は非常に大切じゃ。武術の根幹となる技術じゃ」

武「ゲッ!そんなに大事なんですか!」

素菓子「そう。護身術では特に大事となる。相手と正面衝突しないようにする技術じゃ」

武「是非伝授して下さい!」

素菓子「と言っても簡単じゃ。相手の気を逸らすだけじゃ」

武「へっ…それだけですか…」

素菓子「バカ者!!それだけとは何じゃ!!なっとらん!!」

武「ひ~っすいません!」

ボーイ「師父すいません!!まずこの”まあまあ棒”で落ち着いて下さい」

素菓子「そうこれこれ、この丸みが柔らかく手にしっくりきて気分が落ち着くな~って、これまた塩ビパイプやん!!」

武「ケラケラケラ!それほんまうけるわ~」

素菓子「おいっ!こいつほんまにぶっとばしていいか!!」

ボーイ「師父せめて、技やってからにして下さい。今日のお題まだなんで」

素菓子「さっさとやるぞい。今回はタオル、ジャンパー傘は相手の顔面を打ち、打撃でのダメージを与えると同時に前を見れなくする。後は初級中級でやってるのと一緒。物を使う分簡単に倒せるはずじゃ」

素菓子「次にコルクじゃが。これは別になんでもいいんじゃ。その辺にあるもので。究極はあるフリをすればいい。相手の目が他に一瞬でもいいから逸れればいい。これを”目を切る”という」

ボーイ「実際は相手の顔めがけて投げるのが理想的やろうな。ほぼ間違いなくその物体を目で追うから。訓練されてないと飛んでくるものを無視はできんからね。それと何を持ってるかわからないようにした方がいいな」

武「何を持ってるかわからなければ不気味ですもんね」

素菓子「声でもいいんじゃ。警察が来た!とか、おーい助けて下さーい!って向こうに人がいてるフリをしたら、やましい事してるやつは、必ずそっち見る。その瞬間に足を取る。チャンスは一瞬じゃぞ。取り方は前回までの通りじゃ」

武「あっそうそう師父、そこの足元注意してくださいね」

素菓子「えっどこ?」

武「隙あり!!」

パシッ

素菓子「あっやられちった」

ボーイ「やられちった違いますよ!」

素菓子「なかなかやるやないか!今日来るの遅いと思ったらずっとそれ考えてたな!」

武(小学生レベルやん…この人から学んでて大丈夫なのだろうか…)

素菓子「とりあえずじゃ。言いたかったのは、相手と真っ向勝負したらダメってことじゃ。力では全くかなわんじゃろうから。相手の一瞬の隙を突いて速攻で勝負を決める。これは基本じゃ。真っ向勝負するのは間抜けでしかないぞ!」

ボーイ「武術なんてものはとどのつまりは騙しあいやからね。騙す技術を磨くのも大事なんやで、特に忍術は得意としてるな」

武「ハットリ君ですか!?」

ボーイ「何でやねん!ハットリ君はやることに何でも忍法ってつけてるだけや。バットでボール切るのはすごいけどな!」

素菓子「今回は相手の注意を逸らすってのが1番のポイントじゃ。いつも攻撃は必ずしも当たらなくていいというのもこのためじゃ。フェイントもそうじゃ。相手の集中力をを少しでも削ぎ攻撃できる隙を意図的につくる」

武「相手と相対したら必須のスキルってことですね」

素菓子「そうじゃ。まともにぶつかってはいかん。汚くてもズルくても構わん、やられとったら意味がないんじゃから!」

ボーイ「きれいに相手を制することが出来ると思ってたらあかんよ。そんなスマートにいかんよ実際は」

素菓子「では、今日はここまで。おっもう雨が降ってきおったか。」

武「まだ降ってませんよっ!て師父がいない!」

ボーイ「やり返されたな(笑)実戦やったらこれでやられてるで(笑)」

素菓子「かっかっか。まだまだ未熟。いかにしたら相手の前から消えることができるのか考えておけい」

 

つづく