第43話 金的蹴り喉攻め 金的蹴りのタイミング注意事項
女性の為の護身術 金的蹴りからの喉攻め と、注意点 Self defense for women
武「前回は喉から先攻めましたけど、金的から蹴ると何か変わるんですか?」
ボーイ「変わるで。特に体幹の反応が真逆になるよ」
武「どういうことですか?」
ボーイ「先に首を攻めると金的蹴りしやすくなってたやろ?」
武「はい、下半身が前にせり出してくるので蹴りやすかったです」
ボーイ「その逆やわな。下を攻めると上が出てくるねん」
武「なるほど。金的蹴りをすると上半身が倒れてくるということですね」
ボーイ「その通り!喉を攻めやすくなるということ」
武「喉攻めをやりやすくなるから、こっちの方が楽にできますね!」
素菓子「愚か者が!それは一概には言えん。金的蹴りが入ってもタイミングが遅かったらそのまま勢いがあったら掴んで押し倒されてしまうて。相手が突っ込んできたら相当の勢いじゃからな」
武「金的蹴りだけでは終わらないてことですね」
素菓子「かっかっか!そんなに簡単に事が済んだら苦労せんわな。そのまま逃げたらとか言ってるのは実践経験が無い人じゃろうの。しかし、相手が油断してたり、相当うまく入れば一撃撃沈も可能なのは事実じゃぞ」
武「金的蹴りをかまして次に備えろということですね」
素菓子「違う!金的蹴りと同時並行して喉も攻めろということじゃ。蹴ってから喉を攻めようと思っても体が倒れてきていてもう掴まれておる。近距離なら尚更。」
ボーイ「とりあえず、やらんとわからんやろうから、やってみようよ」
~練習中~
武「蹴りのタイミングが遅いと結構内側に食い込んでこられますね」
ボーイ「そう、そのまま足か体を掴まれて倒されてしまう。相手も必死やからね」
武「そう思ったら喉を初めに攻めて勢いを殺すのもありですね」
ボーイ「どっちかを有効に使えればいいんちゃう?どっちもかなり有用な技や」
武「自分に合う方をすればいいんですね」
ボーイ「そう、では師父に襲っていただくか!」
素菓子「やられ役決定してるやん!!何の相談もなく!」
ボーイ「何度も言うけど武ちゃんの為じゃないですか…」
武「お願いします」
素菓子「両手でハグしに襲うぞ!ぬりゃぁあああ!」
ボーイ「まずは金的を蹴り、同時進行で喉を攻めにいく!手を出すのを遅れるなよ!
そして、相手の上半身が倒れてくるところへそのまま喉を攻める」
素菓子「ぐぬぅ!金的か!!効いた…そして体が勝手に曲がっていく…」
武(よしっ!上手く倒れてきた!喉攻めじゃ~)
素菓子「ぐおぉおおおお!声がでん←心の叫び」
ボーイ「喉を掴んだままそのまま相手を倒せ!!そして地面に叩きつけろ!いっけぇえええええ」
武「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ!落ちろ!蚊トンボ!!」
ガスッ
素菓子「のどのどのど!!」
ボーイ「それでいい(笑)いい喉攻めや」
武「またつまらぬものを攻めてしまった…」
素菓子「くらぁ!!倒れてからの喉攻め長いねん!!こっちは喉攻められてしゃべれんのじゃ!しばくぞ!かはっかはっ。全然効いてないけどな」
ボーイ「そんな時は、シャキ~ン!師父、”まあまあ棒”です!」
素菓子「お~これこれ。なんだか心が穏やかになっていきよるわい…って、なるか~!!!これ普通の塩ビパイプやんけ!!」
武「師父はノリがいいですね」
素菓子「おまえほんまに、いてもうたろか!」
ボーイ「まぁ悪気はないんですから」
素菓子「フンッ相手の勢いに逆らわずに投げてるのは良いとこじゃ。金的蹴りが先の場合はくれぐれも喉を攻めるのを遅れないようにの!」
ボーイ(フーッやっと怒りがおさまったか…)
素菓子「それでは今日はここまで」
つづく