第34話 手首を固めて連行
ボーイ「さて今回は手首を攻めよか」
武「また痛い系ですか!?」
ボーイ「痛いんじゃなくて激痛やで(ニヤッ)」
武(この人痛い系になると喜んでるんですけど~)
ボーイ「比較的簡単なやつするから安心して」
武「そういう問題違うんですけどね」
ボーイ「ポイントは相手の手首を折って人差し指の付け根と肘を挟みこめばいいだけ」
武「ざっくりいきましたね」
素菓子「習うより慣れろじゃ」
ボーイ「その通り!では、師父やられてあげて下さい」
素菓子「またかいっ!」
ボーイ「是非にと武ちゃんが言うので」
武「そんなん一言も言って無いんですけど」
ボーイ「もうスタンバってますので、後はおまかせあれ」
素菓子「え~い!早うせんかいっ」
武「では…って手をどうやって持っていいのかわかりずらいですね」
ボーイ「関節技は慣れて無いとどっちに曲げたら痛いかわからんからややこしいやろうけど、慣れたらどうっちゅうことないから数稽古やね。要するに気合や」
武「はいはい…相手の手をピグモンの方向っと、こっちやな」
素菓子「そうじゃ。そこから相手の手首と肘を圧縮するように挟み込む。その際手首は人差し指の付け根から攻めると効果的じゃ。肘は動かないようにしっかり固定しろよ」
ボーイ「肘を固定できたら相手が寝てても、立っててもできるというすぐれ技やで、しかも簡単!使わん手はないでしょ!」
武「師父覚悟!いざっ参らん!」
素菓子「おう!」
ボーイ「そう!相手の手をピグモンにして肘を自分のお腹か胸で固定して手首を一気に挟み込め!!いっけぇええええ!!」
素菓子「痛い痛い痛い痛い!!手が手が!!」
武「ふふふっまたつまらぬ物を極めてしまった…」
素菓子「言うてる間にはよう放さんかい、痛いはボケっ」
ボカッ
武「いたたたたたっぶたないで下さいよ!」
ボーイ「いい感じに極めれてたよ。見ててこっちが痛かった(笑)」
素菓子「後は、速く極めれるようにするだけじゃ。まだまだ極めが甘いがの」
ボーイ(よう言うわ顔面必死やったやん)
素菓子「では、今日はこれまで!さらば!」
つづく