第32話 リップクリーム等で相手を制する護身術
武「外はすごいゴロゴロ鳴ってますね~恐いです」
ボーイ「ジオンの新兵器やろ!?」
素菓子「あれは雷と言うんじゃ」
ボーイ「そうなんですか。はっはっはっはっは」
武「アホの会話や…←小声」
ボーイ「今日はリップクリームを使って護身しようか」
武「リップですか?」
ボーイ「別にリップでもライターでも鍵でも何でもいいねけど手元にあるやつな」
武「ぶっ刺すには威力に欠けそうですね」
ボーイ「刺さんよ!使えん事はないやろうけど。極めや!!!ふっふっふっ」
武「きっ極めですね…と、言う事は痛い系ですよね(汗)」(あ~私の危険探知センサーがすごい鳴ってるんですけど~)
ボーイ「そう。骨を攻めて関節をも攻める。二重攻めですわ。くっくっくっ」
素菓子「今日は極めか。関節だけではなく骨をも攻めるのはお主らしいの。折るなよ」
武(ないよ~折るって普通に言ってるし、やばいよやばいよ!危険探知センサーが鳴り止まないんですけど~)
ボーイ「武ちゃんなら大丈夫ですよ。丈夫やから」
武「勝手に決めないで下さい!ちゃんと加減して下さいよ!」
素菓子「では、早速。今回は攻めやすい指か手の甲を攻めることにする」
武(また指!耐えてよ~耐えてよ私の指!折れないでね(懇願))
素菓子「物が小さくてあまり”てこ”の力を大きく使えんから、基本的にはピンポイントで指1本分を狙う。慣れるまでは両手を使い慣れれば片手でもできる。今回は関節を攻めるのはもちろんなんじゃが、第一目標は確実に骨に痛みを与える事じゃ!」
武「はいっ」(やばいにおいがプンプンするんですけど~)
素菓子「うまくいけば骨膜の痛みで激痛となる。スネを棒でグリグリされる痛さじゃ。ただ、力のベクトル方向がずれると全く効かないのでそこだけは注意しろ!では試しにやってみるぞ」
武「痛い痛い痛い!!!きしんでる!骨がきしんでる!骨が悲鳴あげてますって!!」
素菓子「どうじゃ効くじゃろ?」
武「効くとかじゃなくて!痛くて指が動かないんですけど!」
ボーイ「折れて無いからしばらく休憩したら大丈夫」
休憩~~~
武「やっと動くようになりました。」
ボーイ「そうか。では師父の体を使って練習や!」
素菓子「おいっ!?何言ってるの?お主がやられろや!」
ボーイ「痛いじゃないですか」
武(この人自己中やほんまもんの自己中や)
武「師父さっさと手を出して下さい」
素菓子「マジで?」
武「マジです」
ボーイ「武ちゃんの為なんですからサッサとして下さい」
素菓子「わかった…ワシはやられてるから、お主が教えてやれよ…」
ボーイ「骨とリップをクロスさせて、骨に対し真っ直ぐ力を加わるように引く。それだけで骨の痛みは十分出る。更に極める為に相手を倒そうとする時に極めている角度が変わって力を逃がしてしまう事が多いので注意が必要。手っ取り早く言うと気合や!」
武「気合でなんとかなったら苦労しないですよ!参ります」
素菓子「甘い甘い角度ができとらんよ。ズレたら効かんからの。かっかっかっ」
ボーイ「親指とリップで目標を挟みこみ、押して極めるのではなく、引いて極める。押し出すんじゃないよ!」
武「なるほど!こんな感じですか?」
素菓子「てっ手が手が!!ちょっちょっちょっ折れるって!」
ボーイ「よしっその状態を保持しつつ、骨を軸に相手を引き倒せ!指捕りで倒す方向はやったやろ。骨を極めてる力はそのままやぞ!相手の体重を利用して更に骨に圧力をかけろ!」
指捕り参照動画
Self defense the mouth is blocked from the back 護身術 女性限定 後から手で口をふさがれたら! - YouTube
武「圧と角度は保持、骨を軸にして指捕りの要領で倒すと」
素菓子「いたたたたたっ!!きしんでるって!骨が鳴ったらあかん音出してるよ!」
ボーイ「いいよ!それでいい。相手が倒れてきたら顔面に膝を入れろよ」
武「力はそんなにいらん割りに効果は高いですね」
ボーイ「そうやろ!今日もいい練習ができたな~」
武「はいっ勉強になりました」
ボーイ「じゃあ今日はこれくらいにしとこか。師父に礼!」
武「ありがとうございました」
素菓子「極めは悪くなかった。倒して極める際、ゆるみそうになるからそこを注意しろ!それと長時間相手を制することが出来るとも思うなよ。」
武「はい」
素菓子「では次回までさらばじゃ」(う~ハンドルが上手く握れん)
つづく