第31話 ハイヒール二刀流応用 左右のランダム攻撃で練習
女性の為の護身術 ハイヒール二刀流応用 左右からの攻撃をさばいて攻撃
素菓子「ズドドンッ!ズドドンッ!ズドドンッ!ズドドンッ!」←口で言ってる
「どーどーどー黒王号よ止まるのじゃ。あれっ!今日の黒王号はちょっとブレーキが甘いの(汗)」
ボーイ「師父、今日も黒王号で来られたのですね」
素菓子「おおよっ我が愛馬じゃからな」
武(ただの自転車やん…)
ボーイ「今回は前回までの練習を踏襲し左右どちらにも対応できる練習をしようと思っています。受ける回数も特に制限せずにやろうかと」
素菓子「左右はせんといかんわの。受ける回数も実際は流れで体勢も距離も変化するから受ける回数も自由にする方が無難かの」
武「自由度は上がるけど迷わずできるでしょうか?」
ボーイ「流れで大丈夫やろ?」
武「どー大丈夫なんですかっ!!!!」←必死
素菓子「では意見もまとまったところで早速やろうかの」
武(私の意見は反映されてないんですけどーーーー)
素菓子「左右ランダムに手を出すから適当にさばいてくれ」
武「適当って…そんなん教えてもらってないですけどーーー」
素菓子「それっそれっそれっそれっ」
バシバシバシバシッ
素菓子「細かい動きにするのじゃ!大きいストロークは初心者だけじゃ。実戦レベルでは大きい動きじゃと相手が完全に反応してしまうのじゃ!」
武「初心者なんですけどーーー!!」
ボーイ「武ちゃん山を張ったらあかんで!!練習ならん」
武(げっ!読まれてる)
素菓子「っと、突然曲線の動きを入れてみたりして」
武(しまった!受けにまわっちゃった)
素菓子「こぉらっ!受けに回ったらいかんと言うとろうが!!ボケカスッ!!」
武「はいっ」(ついつい受けちゃうよ~)
素菓子「相手の最速の攻撃に備えろ!そしたら遅い曲線の動きなど無視して攻撃できる!!はずじゃ…」
武(はずって~憶測なんですけど!)
素菓子「相手の攻撃ラインそのものを外して、相手の重心を支配して一気に攻撃を叩き込め!軽く受けるんじゃぞぶつかってはならん!割り箸でも受けれるようになれ!」
武「割り箸って無理ですよ~」
ボーイ「無理って言うのは簡単や!気合で何とかしろ!!」
素菓子「それっそれっそれっそれっ!相手が曲線の軌道、掴もうとしてきたら正面を迷わず攻撃しろよ」
武「わかってます!体が受けてしまうんですよ~」
ボーイ「考えが守勢になってるからや!攻めろ攻めろ攻めろ攻めるんだジョー!!」
武「わかってんですけどねって誰がジョーやねん!」
素菓子「いきなり曲線攻撃!」
武「もらったっ!受けてみろ我が渾身の一撃を!!」
ガキンッ
素菓子「ゴフッ」
ボーイ「見事!いい踏み込みや!そうや攻めるんや!相手は無防備!当てて下さいと言ってる様なもの」
素菓子「み、見事やジョー。せやけどワイにはそんな突きはきかへんで!」
ボーイ「プー(笑)、鼻からうどんが出てるで西よ!」
素菓子「ま、まぁ隙あらば即攻撃は基本じゃ!相手が手を出すのを待ってる必要も無い。後、攻撃に使う部位に固執するなよ。攻撃の自然な流れで使える部位を使え」
武「なるほど流れですね(そんなのまだわからないですけど~)」
素菓子「後は数をこなすことじゃ。では、さらば、行くぞ黒王号!」
チリンチリーン
つづく