第26話 散歩中も安心 タオルで護身術
武「暑いですね~汗が止まらないよ~タオルは必須ですね」
ボーイ「よしっ今日はタオルでの護身術にしよか!?」
武「タオルというと遠山の金さんですね!」
ボーイ「おうおう…随分と言ってくれるじゃねえか…目ん玉かっぽじってようく見やがれ!おめえが見たって言う桜吹雪は…これのことかい!」
武「ははーおみそれしやしたっっなんてね(笑)」
ボーイ「ようお武!暑い日が続いてんだ!体をでぇーじにするんだぜっ」
武「金さんありがとう………って違う!ところでタオルて効くんですか!?」
ボーイ「痛いで~タオルなめてたら足元すくわれるで!」
武「試しに叩いてみてくださいよ(笑)」
ボーイ「言うたな!参る!!!おりゃー」←タオルで叩いてる
ばっち~ん
武「痛い痛い痛い…めちゃ痛いよ~お尻壊れる(涙)」
ボーイ「これを顔面に受ける勇気はないやろ?」
武「いやいや、やばいでしょ!顔がもげてしまう」
ボーイ「ではタオルの基本的な使い方練習していこうか、師父頼みます」
素菓子「よく見よ。天下御免の向こう傷。直参旗本、早乙女主水之介、人呼んで旗本退屈男」
ボーイ「古っ!!みんな知らないですよ」
武「どこの早乙女さんですか?」
素菓子「よいではないか!ワシの勝手じゃ!さっさと練習するぞ!特に難しいことはないが、全力で打ち込むことが大事じゃの。傘みたいに重みと硬さがないから、速さがないとほとんど威力はないぞ!」
武「持ち方1つでも全然威力が違うみたいですし」
素菓子「そうじゃ。大体”目打ち”として使うのが通常であろうの。あれはあれでかなり有効なんじゃが、体術を即入れないと決定力に欠けるんじゃ。時代劇のようにはいかん。ちなみにタオルでナイフを落とすのは考えないほうがよいぞ」
武「意外と使えない…」
素菓子「所詮はタオルじゃ。多くを求めてはいかん。素手よりはマシ程度と考えておけ。そして最後はやはり体術になるんじゃがの」
武「でも、タオルのあるとないでは心理的に全然違いますよ!」
素菓子「使い方次第じゃ。あほとハサミは使いようというじゃろうが。とにかく速く振り抜く練習をしろ」
武「ぶんぶんいっときます!」
素菓子「本日のお白州これにて一件落着!!」
ボーイ(まだ引っ張っとるやん)
.つづく