第22話 女性の為の傘を使った護身術 『一文字切り』
護身術 女性専門 傘で護身! 超初心者でもできる実戦重視の護身術
ボーイ「さて今日も始めようか」
武「今日も傘ですよね」
ボーイ「シンプルで簡単にできる技ばかりで実戦向けやで。格好は良くないけどね」
武「花より団子て事ですね」
ボーイ「実戦に格好など関係ないよ。身を守れんかったら意味無いからね」
武「おっしゃる通りやと思います」
素菓子「今回は”一文字切り”やるぞ」
武「一文字切りですか」
素菓子「今回は特に簡単じゃ。特に言う事はない。あまり単発で使う技違うがの」
武「どういう時に使うのですか?」
素菓子「顔面などを攻撃し、胴が空いた隙に肋骨を狙って打つのじゃ」
武「なるほど」
素菓子「すべての技術で言えることじゃが、実戦で使える技術というのは、シンプルなんじゃ。手の込んだ技術は見た目はいいが実戦では使えん。素手での格闘も武器を使った実戦でも使う技術は単純で素早く発動できる技術がほとんどじゃ」
武「師匠にもよく言われています」
素菓子「剣術で言えば薩摩の”示現流”というのがあるが考え方としてはあれが1番ワシは賛同できる。知るはずないの?(汗)」
武「もちろんです(笑)」
素菓子「ガクッ”二の太刀いらず”と言われて1撃で全てを終わらせようという考えじゃ」
武「お~っ超シンプルですね」
素菓子「実際はその後もあるみたいじゃが、考え方としては大いにうなずける。そこまでとは言わんが、無駄を省き無駄を省き原点となる技術をひたすら磨く事が結局武術家として大成すると思うがの」
ボーイ「全く同意見です」
素菓子「護身術もひたすら単純な技術を反復練習し、いざという時に反射的に出るようになっとらんと使えんわの」
武「ビックリした時なんかは体が硬直して動けなくなってることがありますからね」
素菓子「そういう時の反応が修練の習熟度がわかるの」
武「反省です…ひたすら繰り返します」
素菓子「世の中なんでもシンプルじゃ。複雑にするから物事が見えんようになってくるのじゃ。シンプルに生きようぞ」
ボーイ「たまには良い事いいますね」
素菓子「しばくぞ!いつも良い事をいうとるわい!!」
武「そうですよね~来週もよろしくお願いします」
つづく