第8話 遊び技 ノーモーション(初動なし)からの引き
武「ふ~やっとできた」
ボーイ「今回もけっこうてこずったな」
武「座った姿勢は重かった(汗)」
素菓子「前回は重くて持ち上がらんかったからの」
ボーイ「別にここまで出来んでもいいんですけどね…」
素菓子「そうじゃの。持ち上げる必要はないからの」
武(えっ!やれんで良かったんかい!←心の叫び)
ボーイ「ここまでやれたら上出来です」
素菓子「うむ。ほとんどノーモーション(初動なし)じゃしの」
ボーイ「はい、初動がほぼわからないくらいになりました」
素菓子「武術というものは初動がわかれば相手にそれがわかるので術が通じなくなってしまう。いくら動きが速くても全く意味がなくなるのじゃ」
武「師匠にいつも言われてました。動いちゃうんですけど」
素菓子「そこが難しいところじゃからの。力でゴリ押ししてたらまずできん」
ボーイ「わかってると思うけど、前にやったナイフを首に押し当てられての動きとほぼ同じ事をやってるからね」↓これ参照
護身術 女性 ナイフで脅されたら一瞬で勝負が決まる!(1)Women's Self Defense. When threatened with a knife(1)
武「わ、わかってましたよ。あたりまえじゃないですか!」
武(やっば、そうだったんだ。また怒られるとこだった(汗))
ボーイ「あの時はもっとぎこちなくてギリギリ合格やったけどね」
ボーイ「今回はかなり安定してたわ」
武「ナイフの時は本当にこれでナイフより先にうごけるのかな~と正直疑問がありましたが、今ならナイフで切られない自信があります。」
素菓子「何も知らん者からしたらナイフを突きつけられたらアウトと思うじゃろうが、初動さえ悟られなけてばナイフを避ける事は何ということはない」
武「今ならわかります」
ボーイ「疑がっとったんかい!!」
武「すいません」
素菓子「無理もないて、やったことが無い者にはわからん感覚じゃ」
ボーイ「師父今回の術はは何を注意したらいいでしょうか?」
素菓子「今回も同じく肩を動かさずに肘の先から動かす感覚じゃ。引かれた方は体ごと引かれる感覚になるじゃろう。確かめ方は動画でもやってたように相手の手を引いて動けば払うなりしてもらえばよい。その際少しでも動ぎがあれば払ってもらうことじゃ。」
武「前はバシバシやられました」
素菓子「よく半泣きになっとったの。かっかっかっ」
ボーイ「使えん術は意味がないですからね!でも、今は大丈夫です。」
素菓子「もう1つ言えば引いた瞬間に自分の体重と相手の体重を入れ替える感覚じゃ」
武「それができるようになったら座ってる相手も持ち上げれるようになりました」
素菓子「1週間で修正かけたのは上出来じゃ。これからも励めよ!」
武「はいっ!」
素菓子「では、また来週」
つづく