第3話 上腕を捕られたら(基本)
龍の巣にて
武「今日は師父少し遅いですね~」
弟子M「ほんまやね、ほっといて練習をやろう」
ガチャガチャ(自転車をとめる音)
武「来たんじゃないですか!?」
弟子M「みたいやね」
ガラガラガラガラ(扉の開く音)
素菓子「お、おはヨーグルト」
武、M、ズコッッッ!!
M「師父、いきなり茶魔語ですか!?」
武(またわけのわからんことを…)
素菓子「朝ごはん食べたいぶぁい!いたらきが欲しいぶぁい」
武「そんなのここにあるわけないじゃないですか!」
素菓子「それでは紫芋のアンパンでもいいがの~ブログにあったような」
チラッ←武ちゃんの方を横目で見てる
武(うわ~~見てるんだ…)
武「あれは作らないとないから今度用意します(汗)」
素菓子「うむ、頼んだぞ。今朝はおはぎを2つしか食べとらんからの」
M(食べとんかい!!)←心の中でターちゃん風
武「そんなに食べてるのに、まだ食べれるんですか?」
素菓子「最近は小食になったがの、かっかっかっ」
武(どんだけ食べるねん…)
素菓子「さて、今日は何をやるんじゃ?」
M「はい、上腕を捕られた場合をやってみようかと思っています」
素菓子「うむ、では始めい!!」
護身術 女性向け 上腕(二の腕)を引かれた場合(基本)women's self defense
M「今回は激しい捕り方はせず、軽く上腕を捕ってやりました」
素菓子「武よ前回、前々回のと別に考えたらダメなのはわかるの?」
武「はい、同じやり方の変形した形でやってみました」
素菓子「それでいいんじゃ!一をもって万にあたるじゃ。毎回毎回技の根本の原理を変化させていたら対応できないからの。これは何度も言うとるからわかるの?」
武「技術的にはほぼ一択なんで助かります。どうやってそこに上手くはめ込めるかが、問題ですが…」
素菓子「そこまでできれば、はめ込み作業をいかに速く、正確に、できるようになるかだけじゃ!まぁそこがまたおもしろくて、頭を悩ますところじゃがの」
武「できたときは、パズルが解けたみたいに気持ち良いです!!」
素菓子「その感覚が大切じゃ術は楽しみながらせんとの。弟子Mもそう思わんか?」
M「全くそのとおりです。僕はいつも楽しくて楽しくて!昔は痛くて涙が出そうな時もありましたがね(笑)」
素菓子「そんな時もあったの~全身青アザだらけで何回か骨も折れとったの。かっかっかっかっ」
武(笑ってるよ…)
M「折れた時は仕事が大変でした(笑)折れないようにだけは注意していたのですが、ついついエキサイトしてしまうと…」
素菓子「しかし当時は、だいぶ相手に大小のケガもさせてしまっておったようじゃの。通称『クラッシャー』じゃったしの」
M「ケガをさせる気はほとんど無いのですが、相手も本気で来るからカウンター的にもダメージは大きくなってしまうのでしょう。あえてやったときもありますが…」
素菓子「おおっそうじゃ!今日からお主の事を『ボーイ』と名づけよう。もちろん名前の由来はわかるの?」
ボーイ「ボーイと言えば!特殊偏光ガラスですか!?」
素菓子「そうじゃ当時のお前はそんな感じじゃったよ。今は違うがの」
ボーイ「今は勝つ事に固執してませんから…これが成長化か~←自画自賛」
武「あの~今回のポイントは…」
素菓子「おおっそうじゃ。今回も前の術同様でやる事が大事じゃ、そして極限までの脱力、相手に腕の重みすら感じさせないようにすることじゃ。それプラス〇〇じゃ!〇〇はまだ言えんの~」
武「はめ込み作業やってみます!」
つづく