第20話 超初心者でもできる金的目打ち 実戦練習
素菓子「先週は少しダメージを喰らったわい(笑)」
ボーイ「クリティカルにきましたからね」
武「すいませんでした」
素菓子「よいよい。蚊に刺された程度じゃ。かっかっかっ」
ボーイ「…今回は金的目打ちのまとめとしましょうか」
素菓子「うむ。今回ワシは口だけでもよいかの?」
武「ありがとうございます。お願いします。」
素菓子「では始めるぞ。まず第一に考える事は目打ち金的が狙えるかどうかじゃ」
武「空いているかどうかということですね?」
素菓子「そうじゃ。だが必ずしも空いてなくてもいいんじゃ」
武「それじゃ当たらないじゃないですか!」
素菓子「愚かなり!別に一発目が当たらなくてもあえて打つんじゃ。当たれば儲けものくらいで打つ。当たればそれでよいし、当たらなくても相手の気はそっちにいくから、その間にもう一発同時に打ち込んでおく。両面作戦じゃ」
武「金的、頭突きと一緒ですね!!」
素菓子「そうじゃ。ポイントは攻撃が相手に外れても当たっても2発はもう打っておくということじゃ。相手の出方でもう一発追加していたのでは遅い」
武「師匠によく言われる”細かい事は考えずに打ち出しとけばいい”ということですね」
素菓子「そうじゃ。いつも言うておるがパターンを自分の中で決めて、自分を信じてひらすら打つだけじゃ。相手がどんな反応をしようが、関係ない!!ただひたすら、打つべし!打つべし!明日に向かって打て!」
武「わかりました(明日はようわからんけど…)」
素菓子「目打ち金的を連続で速く打つには反体側の半身の使い方が重要なのじゃが。実際は同側で打っても問題無いのじゃ。初心者はまず、同側で確実に速く打つ練習をするのがいいかの」
武「まだ反体側で打つのは慣れて無いのでやりにくいです」
素菓子「通常の反対の動きじゃからの。これを理解できるかできないかで今後の動きは変わってくるがの」
武「奥が深いですね」
素菓子「これが逸脱した体の使い方のポイントの1つじゃ。世間一般で行われてる動きと違う動きで更なるパフォーマンスをひきだす。これ即ち”力を使わない護身術”なり」
武「確かにうまく出来た時はほとんど力を使わずできてますからね!」
素菓子「じゃが、まずは動く相手に同側の手足を使い攻撃線と間合いを計り、標的にきちんとヒットできるようになるのが第一じゃ。反体側を使うのは初心者にはできん!」
武「数やります」
素菓子「うむ。ではまたな。毎日最低100回やっとけよ」
武「はっはい(汗)」
つづく