第11話 相手と皮膚を通して『つながる』感覚。全ての基本になります。
護身術女性専用 皮膚の『つながり』の練習。力を使わない護身術はこれができてから!
素菓子「だいぶ繋げれるようになったの~」
ボーイ「全ての基本ですし、これが出来ないと術にはならないですからね」
武「だいぶ感覚が慣れてきました」
ボーイ「この護身術をやり始めた時は大変でした(汗)どこから説明したらいいかわからない状態で術をやっていきましたし。武ちゃんにも苦労させてしまいました」
素菓子「いつも半泣きじゃったからの~かっかっかっ」
武「…」
ボーイ「反省しております。でも最近やっとわかってきてくれたみたいです!」
武「はい、あいまいだった繋がる感覚や力のぶつかりもより確実に感じれるようになりました」
ボーイ「今まで何とかギリギリのラインでやってきましたから」
素菓子「さて今回から武もだいぶできるようになったし、改めて基本中の基本から始めていくわけじゃが、これが終わると投げ技に入っていくぞよ」
武「ひえーーー山延暦寺」
し~ん
ボーイ「自分攻めるな~」
素菓子「心のゆとりを感じるゾイ。ワシはうれしいぞよ(涙)←感動の涙
さて、今回の繋がりの動画じゃが、
武(もう終わりかい!!←心の叫び)
素菓子「ポイントはまず、1、手の遊びをとる(皮膚の遊びをとりながらやや自分の方に軽く引く)もちろん引きすぎはダメじゃ。その時は相手の足が出るじゃろう。2、相手の体重を足の指先の根元にもってくる。3、相手の押し上げてくる力は肩で受けずに自分の足裏で受ける。これで繋がってるはずじゃ。」
武「師父今回はちゃんと説明してるじゃないですか!!」
素菓子「失敬な!これができんと術もかからんし、逸脱した体も手に入らんからちゃんと説明しとるんじゃ!!全てはここから始まるんじゃ」
武「初めは頼りない感覚でよくやっていたと思います…」
ボーイ「思いっきり見切り発車でしたからね(汗)よくやってくれたと思います」
武「相手と繋がると逃げることができないですよね」
素菓子「そうじゃ。相手と接着剤でひっついたみたいになり離れようと思っても離してもらえんのじゃ」
武「だから自分が前に進んだり後ろに退いたりしたら、相手がついてくるんですね!?」
素菓子「その通りじゃ。相手の体を自由に操作出来るようになる。逆に言えばこの状態にならなければ、術はかからんということじゃ」
武「今までの術が出来たのはこれができてたということですね」
素菓子「そうなんじゃが、武はまだ繋がりが甘かったからギリギリじゃったがの」
武「相手と繋がれてない時は、動画のアップも許されなかったということですね」
ボーイ「その通り、それと力がぶつかってる時もね」
素菓子「次回以降もしばらく基本の動きをしていくぞよ」
武「はいっわかりました」
つづく