第15話 超基礎から学ぶ攻撃方法 目打ち金的蹴り 攻撃戦のとり方
女性の護身術 超初心者向け攻撃の基本 目打ち金的蹴り&攻撃線のとり方
武「いきなりですが、師父と師匠にお願いがあるんです」
素菓子「なんじゃ?」
ボーイ「えっなに!?(汗)」
武「初歩の初歩から護身術を見直したくて」
素菓子「よい心がけじゃ」
ボーイ「い、いいよ」(良かった~やめたい言う思った…)
武「全然基礎が出来て無いと思うし、女性でもどこから始めたらいいか全然わからない人多いと思うんで」
素菓子「よくぞ言った!おまえもまだまだ半熟じゃし、この際基本からやり直すぞ!」
武「ありがとうございます」
素菓子「まずボーイに目打ち金的をやってもらったが、あれを例に考えるぞ」
武「お願いします」
素菓子「何も知らない超初心者はまず、『目打ち金的蹴り』を徹底的にするべし」
武「一応やっていますが」
素菓子「形だけ知っておっても意味がない。インプットばかりでは意味が無いアウトプットして初めて身になる。これは仕事でも何でも一緒と思うがの」
武「私の目打ちはまだあまいでしょうか?」
素菓子「あまいあまい、コーラの炭酸抜けた時くらい甘いわい。」
武「ペプシですか?コカコーラですか?」
素菓子「あほんだら~!!!そんなんどっちでもいいんじゃ!!」
武「ひえ~~っ では、今日は何からしましょうか?」
素菓子「超初心者は考え方として相手と相対した時は、まず
①相手との間合いをはかる
②相手の隙を見つけどこを何で攻撃するか選択
③攻撃線をとる
④実際攻撃する
①は相手次第じゃ。持たれてしまっては間合いも何もあったもんじゃないからの。
②でどこを何で攻撃したいかを選択し③で相手の正中線(相手の真ん中の線)に自分の攻撃線をロックオンじゃ。
武「攻撃線は何本あるんですか?」
素菓子「いい質問じゃ。基本的には二本。前にある方の手足で相手の正中線をとるのは順でとると言う。後ろにある手足でとるのは逆でとると言う。上級になると更にある」
武「今回は師匠が右前からの前側の手足で攻撃してたから順でとってたて事ですね」
素菓子「そうじゃ。超初心者はどっち前でも構わんから順からの目打ち金的蹴り攻撃を徹底的に練習するべし。これができるのとできないのではその後の人生が変わるぞ」
武「これから、徹底的にやってやる!!」
素菓子「よし!話は戻すが、今回は右前からの目打ち金的と決まってるから上記の②は済みという事になってるから、攻撃線をとる練習をするぞい」
武「右手右足でとるぞっと」
素菓子「ところで②のどこを何でという選択は、自分が何が出来るか知ってないと選択できない。だから、初心者の内は特に『自分の必殺コンビネーション』をつくり、相手に合わせるのではなく、相手がどうであっても自分のコンビネーションでのみ対応するようにした方が良い。相手に合わせているとキリがないからの。慣れたらその場である程度対応すればよい。望ましいのは鉄板のコンビネーションを3個くらい作ってどれかをはめ込むようにするのじゃ。」
武「その1つに順での目打ち金的が入ってるてことですね」
素菓子「何も考えずにまずこれを相手がどの体勢でもきめれるように練習することじゃ。」
武「まず目打ち金的を極めます!」
素菓子「攻撃線のとりかたは、攻撃したいのが、順なのか逆なのかを決めたら、相手の正中線をとり続けるだけじゃ。そしていつでも攻撃できる体勢になっておく。目をつむっても、そのまま手足が伸びたら攻撃が相手に当たるように。今回は間合いも関係ないから動く相手に合わせてとり続ける。実戦では間合いの問題もでてくるが今回は無視じゃ。相手にすっぽんのように1度ひっついたら離れないようにするのじゃ。」
武「師匠がいつも言う相手が嫌がるくらい攻撃線をとります」
素菓子「そうじゃ。やると決めたら徹底的にやれ!!
つづく
第14話 効果的な突きの基本練習1
女性の為の護身術 効果的な突きの基本練習1 実際の打ち方実演
ボーイ「今日から基本の基本の打撃、特に突きの練習しよか」
武「お願いします」
ボーイ「何度も言ってるけど、おさらいを兼ねて言うよ」
武「忘れてる事もあると思うのでお願いします」
ボーイ「もちろんただの突きではなくて力を使わず効果的な突きな!」
武「力いっぱい突かないと言う事ですね」
ボーイ「その通り、突きの原理としては『ノーモーションの押し』と同じ」
武「手を持たれた状態でも突けないといけないていう事ですね」
ボーイ「そう、持たれてから『つながる体』になるんではなく、基本的な原理原則というのは同じで、投げも打撃も同じ事をやってるねんで。見た目が全く違うからピンとこないかもしれないけど。」
武「今までそんなこと考えた事も無かったけど、最近では言ってる意味が理解できます。」
ボーイ「”投げは投げ、打撃は打撃の体の使い方”てやってるからみんな上達速度が遅いねん」
武「全然違うように見えますからね。一緒に練習して初めて納得できました」
ボーイ「そうでないと、今まで練習してきた事が意味無いからね。全ては”繋がって”いる」
武「投げの練習は打撃練習の布石というわけですね!」
ボーイ「どちらが先でも結果は同じやろうけど、たまたまそうなった(笑)」
武「では、今回の突きのポイントはズバリ!つながりながら突くってことですね」
ボーイ「その通り、それと『攻防一体』の突きをすること」
武「防御も上手くなる必要があるということですね!?」
ボーイ「それにこした事はないと思うけど、僕は防御なんて必要ないと思ってる。」
武「えっでも、守らないといけないじゃないですか?」
ボーイ「試合やったらそうやろね。でも護身術は助けが来てくれない状況なわけやからやるんやろ?」
武「そうですね」
ボーイ「時間をかせいでも助けは来てもらえないねから、守ってもしかたがない、例え守れてもジリ貧なだけや。援軍の来ない篭城と一緒で負けは確定。」
武「だから防御の練習はしてないんですか?」
ボーイ「無駄やからね。それやったらその時間を攻撃に特化したい。少しでも窮地を脱出する確立をあげために。野球でもサッカーでも何でも0点では勝てないからね。」
武「点数は入れないと勝てないですもんね…」
ボーイ「ただし、護身術に関してやで。試合で使うンやったら防御もいるやろうな。僕はそれでも攻撃のみやったけどな。逆に言うたら、相手に攻撃させない。させる時は、意図的に誘ってた場所にのみ攻撃させる。だからその時点で僕の勝ち(笑)初めから相手は詰んでます。」
武「攻撃に特化する事で守る必要がないということですね。」
ボーイ「護身術なんて、相手が何人かわからんのに、防御してたら知らん間に違う相手に掴まれてしまってるよ。」
武「恐ろしいことです」
ボーイ「でも最低の受けは必要。ただ受けと言っても相手の攻撃をずらすだけで、攻撃する速度(前に出る速度)は増すくらいの気持ちで」
武「攻撃されてるのに更に攻撃しながら前に出るんですか!?」
ボーイ「そう!相手が攻撃してくれる時が1番隙もできて攻撃が入りやすい。だから、チャンスや!」
武「恐いな~」
ボーイ「そこを恐がって前にでず、押し倒されたりしたら、その後はもっと悲惨な現実が待ってると思うよ。それを思ったら、ちょっとの勇気をだして殴られるくらいの覚悟で前にひらすら突き進む!」
武「殴られる方が後に待ってる結果はマシという事か…」
ボーイ「極端な話やけどな。ビビッたらあかん!相手が何をしようが前にでる。引いたら気持ちでも負けて結果は…わかるよね。僕はいつも相手がどんな大きい奴でも前に出た。相手が僕より大きいのに相手が引いてたからね。」
武「そんなんで殴られたりしなかったんですか?」
ボーイ「全く無い!と言いたいけど、どんだけ殴られたらか!倒れるような事はなかったけど、しょっちゅう口の中が血の味やったよ(笑)」
武(笑ってるよ)
ボーイ「だからわかったこともいっぱいある。恐いけど、相手の中に入って自分の間合いで戦えばどんなでかい奴にも勝てるていうことがね。ただし、チャンスは一瞬!」
武「守っていたらチャンスを逃す、そして間合いが大切てことですね」
ボーイ「それが全てやと思うくらいやね!幸い護身術の場合は相手があほみたいに近づいてきてくれるから間合いを潰す努力は必要ないからそこは楽やねん。近づいてきたら、自分の持ってる技術の全てを相手にぶつけたら、相手は倒れてるよ。ただし、チャンスは一瞬やで」
武「その一瞬に自分が何を使えるのか知っとく必要があるてことですね」
ボーイ「そう、自分の必殺コンビネーションを作れて度々いうてるやろ。その1つとして本題の今回は突きを基本から学びましょうって話や。」
武「実際突くまでにいろいろあるってことですね」
ボーイ「そう、ただ相手と相対してもダメで戦術的に有利な位置を取りなさいって話。」
武「師父も何かアドバイス下さいよ。」
ボーイ(静かやな~と思ったらこっち見てるように寝てるやん)
武(寝てるんかい!)
素菓子「もう食べられんわい…ムニャムニャzzz」
ボーイ「今日はこのぐらいでにしとこか」
つづく
第13話 相手を力を使わず持ち上げる『盛本流合気上げ』
女性の為の護身術 盛本流合気上げ 力を使わずつながりで持ち上げる
武「う~ん、なかなか上がらないな~」
ボーイ「いつも言う事やねんけど、力入ってるよ(汗)」
武「抜いてるつもりなんだけど知らない間に入ってるんだよな~」
ボーイ「思い通りにいかんと思わず力が入るけど、繊細な感覚がわからんねな~」
武「出来ない時は力も入るし、足の感覚がわからない…」
ボーイ「練習初めはいつもそうやな(汗)終わりかけにはいつも出来るのに」
素菓子「基本が出来とらん証拠じゃ!!!」
武(来た!)
ボーイ(でた!)
素菓子「ちなみにボーイの動画の合気上げも次の投げを意識しすぎて手を高く上げ過ぎとるがの」
ボーイ(やっぱ言われた~)
ボーイ「お恥ずかしい(汗)反省です!!」
武「師父、でも私は力は感じず持ち上げられてるのですが…」
素菓子「そうかもしれんが、無駄な動きじゃ」
ボーイ「手の動きだけみたら武ちゃんの方がきれいに仕上がってます」
素菓子「動作が大きいがの…じゃが基本じゃからかまわんのじゃ」
素菓子「まずは背伸びし、より相手と繋がり、相手と自分が入れ替わる感覚じゃ」
武「はい、うまくいくと自分が沈む程に相手が浮いてきます。」
素菓子「やってる事は合気下げとほぼ変わらん。相手が上がるか下るかだけじゃ」
武「では、なぜ出来ない時と出来る時があるのでしょうか?」
素菓子「まずは繋がりが甘いということじゃ。練習をやってるうちに体がつながりやすくなってきとるが、初めからこの状態でないと、実戦では意味が無い」
武「相手の足がわからないという事が繋がってないという事でしょうか?」
素菓子「その通りじゃ。相手が繋がってなかってもやりにくいじゃろうが、ボーイはいつも繋がっとるからお主の場足は自分の体にあそびができとるのじゃ」
武「なるほど、だから練習の途中に慣れてきて途中から出来始めるのか!」
素菓子「そうじゃ。「練習中に繋がる体」になっとるのじゃ。元来初めから繋がっておらんといかんが、途中から出来とるから、今は上出来じゃ。繋がることすら出来ない武道家が多いからの。
ボーイ「力に頼るってやつね。力では女性は男性に理論上勝てない事になる」
武「それでは困ります(涙)」
素菓子「その為に技術があるのじゃ!強引な技では護身なんて夢のまた夢」
武「しかっり練習して技術を磨きます!」
素菓子「その意気じゃ!そして」
素菓子「喜べ!ワシの護身は体術だけではなく武器術もあるのでな!」
武「あ、ありがとうございます!」(ってまた覚える事が…)
素菓子「武器は久しぶりじゃのうボーイ」
ボーイ「はい。僕の特技でもありますが(笑)」
ボーイ「師父、武ちゃんはまだ体術も未熟なのでまずそれからかと…」
素菓子「案ずるな。ちゃんと考えとる」
ボーイ(めちゃくちゃ怪しいな)
武「考えていただいてありがとうございます!」
素菓子「腕がなるぞい!ボキボキ!首がなるぞいボキボキ!腰が鳴るぞいボキゴキュ!あたたたっ!こ腰が…」
武「師父!!!!」
つづく
第12話 相手と皮膚を通して『つながる』感覚。でた!盛本流合気下げ!
女性の為の護身術 皮膚の『つながり』を使って重心を操作して落とし制します 盛本流合気下げ
ボーイ「師父今日は何をしましょうか?」
素菓子「今回は『つながり』を使い、相手を落とす術じゃ。名付けて
『素菓子流合気下げ』じゃ!」
ボーイ「おおっあれですか!」
ボーイ(素菓子流は盛本流に変えておこう←密かなたくらみ)
素菓子「これも相手を落とすときに使う基本的な技術になる」
ボーイ「では武ちゃんやってみようか」
武「はい」
ボーイ「一応言うけど、くれぐれも力は入れないように!」
武「わかってますよ。今までどれくらい言われたか(笑)」
武「では、やりますよ。えいっ!えいっ!おっかし~な~」
ボーイ「おいっ!いきなりおもいっきり力はいっとるやないかい!!」
武「あれっなんでだろ!?」
素菓子「いやいやいや、あんだけ言うてるのに押さえつけとるではないか」
ボーイ「僕もびっくりしました。だいぶ言うてきたのにあの押えっぷりですからね」
武「はっはっはっやっちゃいました」
素菓子「少しはわかってきたと思ったがまたこれかい!疲れがドッと出るわい」
武「すいません」
素菓子「とりあえず、力で押さえつけるのは論外じゃ。それでは話にならん」
武「押さえつけても力がはね返ってきて、倒れる気がしませんでした。」
素菓子「それが大半の者がやっておる力に頼る武術じゃ」
ボーイ「では、気を取り直してもう一度」
武「はい。では力を抜いてえいっとあれ?」
ポカッ
武「あっ痛っ」
ボーイ「また力でやってるやん!!急がんでいいからソロリとな(汗)」
素菓子「下に落とそうとするのではなく、手前に引いたら落とし穴にはまったって感覚じゃ。相手は勝手に落ちてくれる。もちろんただ引くだけではいかんぞ。」
武「相手の足の感覚を手を通し感じ、皮膚の遊びをとって、こちらに少しよせるんですね?」
素菓子「わかっとるんじゃったらさっさとやれい!!!!!」
武「はいっっ!!」
ボーイ「もーややこしくなるから、あまり怒らせんようにね」
ボーイ「では、もう1回いっとこう。力を抜いてスライドさせるようにな」
武「はい。ソフトタッチで相手の足を感じ皮膚のあそびをとって少し手前に引き、相手の足の感覚を感じながらスライドさせるっと」
ボーイ「おおっ落ちる落ちる上手い上手い(笑)」
素菓子「その要領、それが基本じゃ。つながった感覚はそれじゃ!!」
ボーイ「つながった状態で倒したらそのまま相手の動きを封じる事ができるよ」
武「でも、今は動けるでしょ」
ボーイ「まあね。落としてから繋がりが切れてしまったから。流れでいくと封じれるよ。これを『制す』という言い方もするから覚えといて」
武「制すですね。師匠1回やってみてくださいよ」
ボーイ「いいよ。じゃあやるよ。それっ」
武「おおっほとんど力を感じないけど落ちる、しかも動けない(汗)」
ボーイ「流れのままでいけば切れないからできるよ。やってみて」
武「わかりました。では、柔らかく柔らかくえいっ」
ボーイ「おおっきれいに落ちるし、しかも倒されてから動けないから正解や(笑)」
素菓子「その感覚を忘れないように!今回はこれくらいじゃ。ただ最後に言うておくが、合気であるかどうかなどは、我々にはどうでもいいことじゃ。便宜上わかりやすいように名前をつけただけでの。我々の目的は護身することで、正しい合気をすることではない!身を守れなかったら何の意味もないんじゃからの。」
ボーイ「その通りと思います。合気道をするのが目的ではなく、護身が最上の目的ですからね。それに巷ではこれが正しい合気であるとか違うとか言ってますが、本質が一緒であれば細かい事はどうでもいいですしね。自分のやってるのが本物だと言いたがる輩が最近やたら多く感じます。木を見て森を見ずってやつですね。」
素菓子「細かい事に執着してるものは往々にして上達せんて、かっかっかっ」
つづく
第11話 相手と皮膚を通して『つながる』感覚。全ての基本になります。
護身術女性専用 皮膚の『つながり』の練習。力を使わない護身術はこれができてから!
素菓子「だいぶ繋げれるようになったの~」
ボーイ「全ての基本ですし、これが出来ないと術にはならないですからね」
武「だいぶ感覚が慣れてきました」
ボーイ「この護身術をやり始めた時は大変でした(汗)どこから説明したらいいかわからない状態で術をやっていきましたし。武ちゃんにも苦労させてしまいました」
素菓子「いつも半泣きじゃったからの~かっかっかっ」
武「…」
ボーイ「反省しております。でも最近やっとわかってきてくれたみたいです!」
武「はい、あいまいだった繋がる感覚や力のぶつかりもより確実に感じれるようになりました」
ボーイ「今まで何とかギリギリのラインでやってきましたから」
素菓子「さて今回から武もだいぶできるようになったし、改めて基本中の基本から始めていくわけじゃが、これが終わると投げ技に入っていくぞよ」
武「ひえーーー山延暦寺」
し~ん
ボーイ「自分攻めるな~」
素菓子「心のゆとりを感じるゾイ。ワシはうれしいぞよ(涙)←感動の涙
さて、今回の繋がりの動画じゃが、
武(もう終わりかい!!←心の叫び)
素菓子「ポイントはまず、1、手の遊びをとる(皮膚の遊びをとりながらやや自分の方に軽く引く)もちろん引きすぎはダメじゃ。その時は相手の足が出るじゃろう。2、相手の体重を足の指先の根元にもってくる。3、相手の押し上げてくる力は肩で受けずに自分の足裏で受ける。これで繋がってるはずじゃ。」
武「師父今回はちゃんと説明してるじゃないですか!!」
素菓子「失敬な!これができんと術もかからんし、逸脱した体も手に入らんからちゃんと説明しとるんじゃ!!全てはここから始まるんじゃ」
武「初めは頼りない感覚でよくやっていたと思います…」
ボーイ「思いっきり見切り発車でしたからね(汗)よくやってくれたと思います」
武「相手と繋がると逃げることができないですよね」
素菓子「そうじゃ。相手と接着剤でひっついたみたいになり離れようと思っても離してもらえんのじゃ」
武「だから自分が前に進んだり後ろに退いたりしたら、相手がついてくるんですね!?」
素菓子「その通りじゃ。相手の体を自由に操作出来るようになる。逆に言えばこの状態にならなければ、術はかからんということじゃ」
武「今までの術が出来たのはこれができてたということですね」
素菓子「そうなんじゃが、武はまだ繋がりが甘かったからギリギリじゃったがの」
武「相手と繋がれてない時は、動画のアップも許されなかったということですね」
ボーイ「その通り、それと力がぶつかってる時もね」
素菓子「次回以降もしばらく基本の動きをしていくぞよ」
武「はいっわかりました」
つづく
第10話 相手に触れ方の練習 肩を押して相手を倒す
女性専用護身術 肩を押してすれ違い様に相手を倒す 逸脱した体の使い方
武「う~ん…」
素菓子「なにをきばっとるんじゃ?」
武「違います!なかなか出来ないからうなってるんです!」
素菓子「なんじゃそんなことか!」
武「そんなことって!」
素菓子「いつものことじゃろ」
ドッテッーン←2人のコケル音
ボーイ「のびた君それを言っちゃあおしまいだよ」
武「た、確かにいつものことなんですが(汗)どうしても力が入って…」
素菓子「あーんドラえもん!!!ジャイアンとスネ夫が!って誰がのび太やねん!」
ボーイ「こんな時は翻訳コンニャク!!」
武「それをどう使うんですか!?」
ボーイ「いやっただ言ってみたかっただけやねけどな」
ドテッ
武「今日は2回コケタじゃないですか!!」
ボーイ「受身の練習熱心やな」
武「やりたくてやってんじゃないです!!!」
素菓子「ってワシは放置かい!!!」
ボーイ「これは失礼しました。遂、入り込んでしまいました。」
武「師父、どうしても倒せなくて」
素菓子「それは倒そうと下に押しておるからじゃ」
武「師匠にもそれを言われてます。」
素菓子「だいぶ脱力できるようになっとるがまだ下に圧がかかり過ぎとる」
武「こつはありますか?」
素菓子「コツは相手の皮膚を操作する感覚じゃ。皮膚を伸ばす感覚かの~」
武「やってるんですがどうしても力が入っちゃうですよね~」
素菓子「相手が皮膚を取る感覚で動いてくれんと、どうしても力に頼るからの~初めの触れ方が大事なんじゃ」
武「出来る時は出来るんですが、いったん力が入るとずっとそれをひきずってしまうんです。」
素菓子「とりあえずできるだけでも上出来じゃ!繋がりと柔らかく触る感覚がわかってないとできんからの。今回の技術は相手への触れ方の練習じゃからの!」
ボーイ「これができると他の技術も飛躍的にできるようになりますしね、今後が楽です」
素菓子「さよう、この技術ができるようになるとまたレベルが1つ上がることになるの鋼の剣から破邪の剣になる感じじゃ。冒険もこのへんがおもしろいの」
武「は、はいやってみます(またドラクエかい!)」
素菓子「その勢いで頼むぞ、帰ってファイナルファンタジーⅡやろっと」
ボーイ(例えドラクエやのに!!しかもⅡってレベル無いやん!)
素菓子「キャプテン狩りでもするかフフフッ」
つづく
第9話 遊び技 ノーモーション(初動なし)からの引き9
素菓子「遅うなった遅うなった、すまんすまん」
ボーイ「今日は大体のことはできました」
武「師父こんにちは」
素菓子「それにしても2人ともえらい汗をかいとるの」
ボーイ「はい、今日は動画を撮ってから実戦形式で練習しました。特に打撃に重点をおいて。」
素菓子「武よ。どうじゃった?」
武「はい、持たれたところから始めたからやりやすかったです」
素菓子「ボーイよ、どうじゃたってお主口から血が出てるぞよ!!」
ボーイ「ち、、、血、、、いてぇぇよーーー!」
素菓子「柔破斬をくらいたくなかったら落ち着け!!」
ボーイ「そらぁ~ないぜ父っつぁあ~ん!」
素菓子「だれが父っつぁんじゃ!えらい派手にやられとるの~」
ボーイ「正直ここまでやられるとは思いませんでした。」
素菓子「武よあっぱれ!なかなかやるではないか!」
武「持たれてからだから間合いが近く当てやすかったのと私への攻撃は当てないということなので強気にせめれました。たまに当たってましたが…」
素菓子「いやいや、それでもボーイを相手にあそこまで深く突けたら大したものじゃ!」
ボーイ「こんなに出血したのは久しぶりです。男相手でもここまで出血する事は滅多になかったのですが…」
素菓子「たまには良いて。いい薬じゃ。かっかっかっ」
武「もうすぐ3時だから休憩にしませんか?今日はイチゴ大福を作りました」
素菓子「お~スイート!いただくぞ」
ボーイ「ラッキー!いただきまーす」
素菓子「なんとみずみずしい味じゃたまらんわい!」
ボーイ「唇が切れて少し食べにくいけどイチゴの酸味がまたたまりませんな!」
武「喜んでもらえたらうれしいです(笑)」
素菓子「では、イチゴ大福を食べながら今日はどこに注意しながら練習したのじゃ?」
武「はい、引く時と同様肩を動かさないように肘で押す事だけに注意しました」
素菓子「そうじゃ。それが出来るようになった時の最大の利点はわかるか?」
武「重いものを動かす事ができるとか?」
素菓子「発想が貧弱貧弱貧弱貧弱!!!!!」
「それじゃからお主は武道家になれないのじゃ!!」
武「武道家を目指してませんから(汗)」
素菓子「なんでじゃ?会心の一撃がよくでるぞ!」
武(それドラクエやん!!)
素菓子「突きじゃ。その押しの力を突きにするんじゃ」
武「突きにすると何か特別な事があるんですか?」
素菓子「あらいでか!それは近いうちに動画でアップするであろう」
つづく